皆さん日本舞踊や歌舞伎を観劇したことはありますでしょうか?
たぶんですが高校生の時などに歌舞伎鑑賞の特別授業があったりするともしかしたら観ているかもしれませんね。
しかしその時は学生なので制服で劇場まで足を運んだことでしょう。
今回は大人になった今だからこそ、『どういった服装で見に行けばいいのか?』『どういう服装がベストなのか?』に焦点を当てていきたいと思います。
ひょっとすると本当は日本舞踊や歌舞伎を見に行きたいけど、そういった服装の事など聞けず見に行く機会を失っている方もいるかもしれませんね。
それでは今回は『日本舞踊や歌舞伎を見に行く格好』について話していきましょう!
Contents
日本舞踊や歌舞伎を見に行く服装
日本舞踊や歌舞伎をいざ見に行きたいと思っていても、どういった服装で行けばわからないため腰が重くなってしまうそこのあなた!今日のこの記事を読めば簡単に劇場へと足を運べることでしょう!
まずは日本舞踊の場合から説明していきましょう!
日本舞踊を観劇する場合
日本舞踊を観劇する場合は大体どこかの流派のおさらい会であったり1日で完結する舞台が多いでしょう。
せっかく観劇するのであればもちろん普通の格好でも構いませんが、非日常体験を楽しむうえで着物を着ていってはいかがでしょうか?
もし着物を着ていく場合はお祝いの心を持ちながら季節に合った着物を選ぶとよいでしょう。
着物の選び方
付け下げの着物とは?
訪問着とほぼ同格のものとされます。 紋が入ればさらに格は上がり、紋が入ると、街着としてはふさわしくありません。
友人の結婚披露宴やパーティー、クラス会や、茶会、他家への訪問、観劇など、正式な場や少しあらたまったお出かけの時に着用します。
お子様の入学式や卒業式にも良いでしょう。 また、柄付けが簡単なものはあまり重たい印象はなく、街着としても装えます。きもの豆知識講座
無地の着物とは?
卒業式に袴と合わせたり、お宮参り、お茶席、ちょっとしたお出かけ、色を抑えた物なら弔事に着用できます。
他の着物に比べ、幅広く着られるので、どなたでも1枚お持ちになると重宝します。 お茶やお花など和のお稽古事をされている方には、色無地のきものは頻繁に活躍されることでしょう。
若い方があまり地味な色合いのきものを着ているのも不自然に感じられる時があります。 派手すぎず、地味すぎず、上品でご自身に似合う色を見つけたいものですね。きもの豆知識講座
紬の着物とは?
普段着や街着となり、ショッピングや旅行、友人との軽いお食事にというのが一般的です。
着物の柄や雰囲気にもよりますが、帯と小物の組み合わせ方により、観劇や趣味のお集まりなどにも 着ていくことができます。
織りのきものとは、糸を染色してから織り上げて生地にしたもので、紬・御召・木綿などがあります。
反対に、白生地にあとから色柄を染めたものを染めのきものといいます。 きもの豆知識講座
上記3つを参考に選んでみてはいかがですか?
またお正月などは訪問着などを着たりすることもあります。
その場合は『帯(おび)』などで変化をつけて楽しむ場合もありますが、それはちょっと上級者むけですので慣れてからにしましょう。
洋服でももちろん構わない
もちろん洋服でも観劇にかんして全く問題はありません。
やはりポイントは派手すぎないことが着物と同じく大事にしたいポイントですね。
あくまでも伝統芸能の観劇を楽しむうえでは上品さはどうしても必要なエチケットになります。
歌舞伎を観劇する場合
歌舞伎の興行は25日公演が基本となります。
そのため『初日(しょにち)』、『中日(なかび)』、『千秋楽(せんしゅうらく)』は役者達の目上の者からご祝儀が下の者へと配られます。
そのため上記日程の日は関係者たちで賑わうので服装は華やかなものを選ぶのが、観劇を楽しむうえでよいでしょう。
そして服装については先ほど日本舞踊を観劇する場合と同じで大丈夫です!
非日常体験として観劇を楽しむ場合は着物を着て行くのもいいでしょう。
普段来ることのない歌舞伎鑑賞の際はぜひオシャレをしてみてください!
観劇回数を重ねることでどんな服装がピッタリなのかわかってくると思いますので、最初は洋服でも着物でも派手過ぎずに清楚にまとめるのが無難です。
イヤホンガイドを借りよう!
せっかく歌舞伎を観劇するのですから、内容を理解したほうが楽しいのは間違いないでしょう。
そのため観劇しながらイヤホンで内容を説明してくれるイヤホンガイドは必須アイテムです。
イヤホンガイドは各劇場のイヤホンガイド貸出所で借りることができます。
必要なのは『使用料+保証金』となります。
保証金は観劇後イヤホンガイドを返却する際に返金されます。イヤホンガイドが壊れたといったことがなければ戻ってくるので安心ですね。
通常の使用料金は650円で保証金は1,000円。
公演の内容によって使用料金が変わるので注意しましょう。
日本舞踊や歌舞伎を観劇する際に注意したいこと
もし日本舞踊のおさらい会でお友達が出演する場合、楽屋へ訪れることもあるでしょう。
また歌舞伎でももし楽屋を訪れる際に注意したいことが同じくあります。
それは…
履物(はきもの)を脱いで上がることがあるので足元にも気をつけましょう!
つまり着物場合は足袋を履いているので特に問題はないでしょうが、男性の場合裸足に革靴やショートソックスに革靴などの場合は恥ずかしい思いをすることもあります。
もし楽屋を訪れる際は足元の身だしなみも十分に注意したほうがいいでしょう。
カジュアルな服装でも構わないが…
歌舞伎でもカジュアルな服装で観劇するかたももちろんいます。
夏場などは半袖ポロシャツにハーフパンツの外国人なども見かけることもあるでしょう。
誰かに注意されるわけではない分、自分自身でドレスコードは注意したいところです。
そのため最低限男性であればジャケットを身につけるような格好で観劇する気持ちが大切でしょう。
また女性でも周りから浮かない格好をすることを心がけましょう。
せっかくこの記事をここまで読んでくださったのですから、特別な観劇という日を楽しめる服装を選ぶことをオススメします!
最後に…
日本舞踊や歌舞伎を観劇する際の服装について今回はまとめてみました。
そうそう見に行く機会がないこういった伝統芸能をせっかく堪能する機会がある場合、オシャレをしていくとより観劇が楽しいものになるかもしれませんね!
最初はわからないことも多いと思いますが、少しづつ見に行くうえでおのずと雰囲気がわかってくるので、まずは劇場に足を運ぶところから始めましょう。
着物をオススメしてみましたが、洋服でももちろん構いません。
だけどもし着物を着てみたい方は是非こういった観劇の際に着てお出かけして、よい思い出を作ってみてはいかがですか?
それでは良い観劇ライフを!